2020.10.15

クリス-ウェブ佳子さん ヴィーガンは特別なことではない。昔ながらの食事をヒントに。

日本の田舎料理はヴィーガンそのもの

佳子さん:長女にとってランチは自分でコントロールできる唯一の食事の機会。でもみんながみんな、そうできるわけじゃない。仕事があったり、友だちとの約束があったり。そんな時は週末だけヴィーガンメニューにしたり、夕食で一品だけ野菜のみのおかずにするなど、取り組み方は工夫できると思います。

島根に一人で暮らす私の祖母はこの秋で92歳になります。背筋もピンと伸びて、明朗快活な祖母は今でも野菜を自家栽培していて、お味噌やこんにゃく、お豆腐なんかも自分で作っちゃうんです。思ったんですけど、田舎料理っていわばヴィーガン料理なんですよ。里芋の煮っころがし、切り干し大根、きんぴらゴボウなど。昔からある“おばあちゃん料理”って、実はヴィーガン料理が多いんです。だからヴィーガンライフを特別なものとしてではなく、昔ながらの日本食をよりよく取り入れると思えばハードルも下がるかなって思います。

とは言っても、肉や魚がいつも食卓に並ぶ人たちにとっては、野菜だけの食事って少し物足りないかもしれないので、そんな時は餃子の具を豚肉ではなく豆腐にするなど、いつもの具材を少しずつ野菜や豆類に変えてみると満足できると思います。

知れば知るほど面白い。家族で楽しむ野菜の魅力

佳子さん:Instagramに生のズッキーニを使ったサラダの写真を投稿した時に、「生で食べられるんですか?」と驚かれた人がいて。まだまだ野菜について知られていないこと、あるんだなぁって私もビックリしました。長女は栄養素を調べるのも好きなので、色々と教えてくれるんですが、最近ビックリしたのがアボガド。

栄養価の高い食材として、我が家では一日一アボカドを習慣化しているのですが、Vitamixのミキサーで種ごと粉砕してみたら、とろとろのスムージが出来上がりました!アーモンドのような風味があって美味しかったです。これからの季節だとおでんの具材としてもオススメ。皮を剥いたトマトと一緒に薄い出汁で煮ると、また違った旨味が出るので是非試してみてください。

長女曰く、ヴィーガン料理を美味しく仕上げるにはテクスチャ―が大切なようで、キクラゲやサイリウムハスクという植物性の粉末などもよく使っています。Purple Carrotのミールキットのボロネーゼもしっかりとした食感で、とても満足感がありました。

新音さん:米澤シェフとPurple CarrotのコラボKitのボロネーゼ、すごく美味しかったです!自分でヴィーガンを作ろうと思うと、「これは使えない、あれも使えない」というところから始まるけれど、全てがセットになっているので色々考えないのが良かったです。作る過程でマイナスな気持ちにならないのが嬉しかった!実際に食べてみて、「こんなに美味しくできちゃうんだ!」って感動しました。作る時も食べた後もプラスの印象しかないし、ヴィーガン初心者の人にピッタリなミールキットだと思います。

ヴィーガンと言えば、第92回アカデミー賞授賞式で『ジョーカー』のホアキン・フェニックスが主演男優賞を初受賞した時のスピーチがすごかったです。ヴィーガンである彼は動物の権利や環境問題にも熱心に取り組むアクティビストなんですが、授賞式の壇上で彼は人間は自然に反し、自己中心的な行動で自然界の資源を略奪し合っている。すべての生物を尊重し、お互いに助け合うことが大切だ」って言ったんです。衝撃的でした。長年ヴィーガンを貫いている一人として、俳優として、そしてアクティビストとしてホアキン・フェニックスを尊敬しています。ヴィーガンの良さを広める著名人が増えるのは良いことで、私もそんな一人にいつかはなりたいなって思っています。

クリス-ウェブ佳子 (Yoshiko Kris-Webb)

島根県出身のファッションモデル、コラムニスト、ラジオパーソナリティ。 夫は、PRエージェンシー COMMUNION社長のイギリス人だったが離婚。 娘は、ファッションモデル、女優の新音。Instagram: @tokyodame

  • INTERVIEW

Other Topics他の記事を見る