2020.07.09

世界と繋がる入り口のヴィーガン ロバートキャンベル氏前編

―完全菜食のイメージが変わったヴィーガンキット

料理写真はキャンベルさん撮影

初めてOisixのメニューの中にPurple Carrotのキット商品を見つけた時は、「自宅でヴィーガン料理が手作りできる?」と驚きました。もともと自炊には有機野菜を使うなど、食生活には気を使っていましたが、ヴィーガンは肉・魚の他にも、卵、乳製品を使わないなど、ヴェジタリアンよりストイックな食生活ですよね。「本当に美味しいのかな?」、正直懐疑的なところもありました。しかし、食べてみたら、素直に「美味しい!」と感動してしまって。 私は普段、仕事の会食など外食も多いので、家で食べる時には、粗食、素材の旨味を生かすような味付けを心がけているのですが、Purple Carrotはそういう意味で、私の舌にすごく合うんです。

―子供時代から慣れ親しんでいた自然食生活

私は10代の頃から、ニューヨーク、ヨーロッパ、カルフォルニアと移り住んできましたが、どこも自然食のカルチャーが盛んな土地でした。60年代のヒッピーカルチャーの流れもあったのですが、「食生活を丁寧にする」という意識の人が多く、若い頃からマクロビオティックなど玄米を使った料理や、調理過程に熱を加えないローフードなどに親しんできたんです。

自然食のレストランに加え、veganのスイーツを出すカフェなども多く、外で自然食を食べるにはこと欠かない環境でしたね。放課後には友だちと「今日はジャンクなもの、次の日はヴェジタリアンフード……」など自然と菜食文化に馴染んでいました。全てヴィーガンで済ませるというより、お菓子がヴィーガン、飲み物がヴィーガン、といったように、スナック感覚で単品のヴィーガン食を楽しんでいたように思います。

―次の行動への“吸い付き”がヴィーガンの魅力

料理写真はキャンベルさん撮影

新型コロナの影響により、自宅で仕事をする機会が増えましたが、リモートで仕事をすると、区切りがないので、永遠と作業が続いている感覚になりますよね。ランチの後すぐに会議の予定が入っていたりするのですが、少し重いランチを食べると、胃に神経が集中してしまい、なかなか次の仕事に頭が回らない事があります。しかしPurple Carrotを食べた後だと、すぐにクリエイティブな思考に入ることができるんです。ぼくはこれを“吸い付き”と呼んでいるのですが、次の行動への吸着力が強いと、生産性も上がるんだなと実感しています。

また自粛期間は意識的にウォーキングなど運動するようにしていたのですが、Purple Carrotを食べた後は運動するのも苦じゃなくて。普段でしたら食後2時間弱は休まないと消化しきっていない不快感があるんですが、早く動きたくなるんですよね。もちろん個人差があると思いますので、みんながみんなそうとは限らないと思います。しかし食事という行為が入っても、また一日のフローにすぐに戻れるのは、すごく嬉しいです。しっかりとボリュームもあって腹持ちがいいのに、身体が重くなることなく次の行動に移ることができたりと、ヴィーガンは身体にとっていいことばかりだと思っています。

―これは美味しい! ロバートさん太鼓判のPurple Carrotアイテム

私のお気に入りは豆腐そぼろのビビンバ。味付けは控えめですが、色んな食材が入っているので、混ぜて食べるとすごく奥行きのある味になるんです。またその時の自分の体調に合わせ、ご飯の量を調整できるのも嬉しいですね。冷蔵庫にある余った野菜を加えたり、時には温泉卵をのせ、ヴィーガンを少し崩したり、自分なりの工夫、カスタマイズを楽しんでいます。
また、照りマヨサラダ丼、カラフルフォーなども美味しいし、山芋のソテーは絶品です! 山芋でこれだけ充実感を得られるのは珍しいなと感激しました。トマトと茄子のグラタンは、じゃがいもが入っているので、満足感が高いですし、これ1品だけで完結した美味しさに到達できます。時には本当のチーズを加えたりして、これもまた自分流に変化させて味わっています。

―上質なものとは、自分を投影させてくれるもの

もちろんこのキットのレシピを作ってくださった方々へのリスペクトは忘れていません。試行錯誤して完成したオリジナルレシピをきちんと味わった上で、また新たな魅了を発見できたらな、と思ってるんです。私が思う「上質」とはそこに自分の影を投影できるもの。食事でも洋服でも何でも言えるのですが、いいものは、声だったり、存在だったり、経験だったり、自分を形作る要素をそこに加えることで、アレンジする楽しみを新たなチャレンジとして結びつけてくれるんです。ですからPurple Carrotのキットも、2、3回目には「こういうふうにしてみない?」と呼びかけてくるんですよ(笑)。「次はどうしようかな」と思いつつオーダーするのも、Purple Carrotならではの楽しみ方だと思うんです。

ロバート キャンベル(Robert Campbell)

日本文学研究者。 国文学研究資料館長。 近世・近代日本文学が専門で、とくに19世紀(江戸後期~明治前半)の漢文学と、漢文学と関連の深い文芸ジャンル、芸術、メディア、思想などに関心を寄せている。

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